コロナ禍のカリフォルニア不動産市況 つづき

2つ目の表は、エリアごとの5月の売れ残り在庫指数(現在市場に出回っている住宅を販売するのにかかる月数)と戸建て住宅の販売にかかった日数の中央値に対して、4月と昨年5月で比較したものです。 5月の売れ残り在庫指数は、4.3 […]

2つ目の表は、エリアごとの5月の売れ残り在庫指数(現在市場に出回っている住宅を販売するのにかかる月数)と戸建て住宅の販売にかかった日数の中央値に対して、4月と昨年5月で比較したものです。

5月の売れ残り在庫指数は、4.3ヵ月。昨年5月の3.2ヵ月、4月の3.4ヵ月から跳ね上がっています。また、戸建て住宅の販売にかかった日数の中央値は、17日。昨年5月の18日から減少しました。

C.A.R.のレポートでのその他のトピックスは以下の通りです。

アクティブなリストの総数は、11ヵ月連続で減少し続けています。前年比34%の減少は、2013年3月以来最大の減少となりました。

サンフランシスコを除くすべての主要地域で住宅供給が25%以上減少しました。最も減少したサンディエゴが42.7%、南カリフォルニアとセントラルバレーの両方の地域で33%以上減少しました。ベイエリアのほとんどでも減少しています。

既存の戸建て住宅の1平方フィートあたりの平均価格は、昨年5月の292ドルに対して281ドルと下落しています。

30年固定住宅ローン金利は昨年5月の4.07%から3.23%に下がっています。また、5年変動型住宅ローン金利も昨年5月の3.65%と比較して3.16%と下がっています。

C.A.R.は、新型コロナウィルスの影響が大きくあらわれた5月の不動産市場の結果を受け、これまでにないほどの急激な売上減少であることを認識しつつも、経済が段階的に再開したことで市場は回復傾向にあり今後数ヵ月にわたり改善していくだろうと述べています。

C.A.R.が毎月実施しているグーグルの世論調査の6月度の結果では、消費者の40%が、今が物件を販売するのに良い時期だと答えました。昨年の51%からは減少していますが、1ヵ月前の29%からは大幅に増えています。また、世論調査に回答した消費者の32%は、今が購入するのに良い時期であると考えていて、昨年の26%からこちらも増えています。

5月のカリフォルニア州の不動産市場は、明らかに新型コロナウィルスの打撃を受け、ここのところ好調が続いていた販売件数、価格ともに減少・下落しています。

とはいえ、C.A.R.の調査結果からみれば、ロックダウンや経済のストップにより物理的に動いていなかったことが大きな原因であり、人々の不動産に対しての意識としてはさほど変わっていないと言えるでしょう。

世界的にも感染拡大は治まってはいなく、不動産市場もいつ頃復調するのかは判断が難しいところですが、販売件数、価格ともに減少・下落しているカリフォルニア州の物件は、今が「買い」です。将来的にはまた上昇することは想定でき、FRBがゼロ金利を長期的に維持する考えを発表していることからも、おすすめです。

参考URL:https://www.prnewswire.com/news-releases/full-impact-of-coronavirus-pandemic-hits-california-housing-market-in-may-car-reports-301077957.html

2020年10月13日 配信