ファクタリングは正しく利用すれば非常に便利な資金調達手段です。そのため、利用する法人が急速に増えていますが、それに目をつけて悪質な手口で利用者を騙す業者が入り込んでいるため注意が必要です。
以下に、悪質ファクタリング業者が使う主な手口を紹介します。
高額な手数料を請求してくる
まず代表的なのは、実質的に貸金業者と変わらない契約内容を提示する手口です。ファクタリングは「売掛債権の売買」であり、貸金業法の対象外とされますが、悪質業者は「ファクタリング」と称しながら、実態は高金利の貸し付けをおこなうケースがあります。
たとえば、売掛金の買い取りに対して20〜40%の手数料を要求するなどの業者があります。また、契約書の内容をよく読むと、「手数料」「違約金」「延滞損害金」などの名目で過大な金額を請求される条項が含まれている場合があります。
このような悪質な業者を利用しないためには以下のような対処が必要です。
【対処法】
- 契約する前に必ず契約書の内容を詳しくチェックする
- ファクタリング業者の社名、住所、所在、代表者名などを事前にGoogle検索で調べる
強引な契約を迫ってくる
次に、強引な契約を迫る手口もあります。「今すぐ資金が必要なら今日中に契約しないと審査が通らない」「書類を送ればすぐに振り込む」と言って、冷静に判断する時間を与えずに契約を結ばせるやり方です。
資金調達に困っている法人に対して、最初は甘い言葉で勧誘します。相談したら最後で、契約しないと訴えると法律をチラつかせたり、取引先に悪評を広めると脅したりします。
このような悪質な業者を利用しないためには以下のような対処が必要です。
【対処法】
- 弁護士に相談して契約の有効性を確認する
- 弁護士に依頼して取引自体を中止する
ファクタリング業者が闇金だった
ホームページを見てファクタリング業者だと信じて相談したところ、闇金だったというケースがあります。押し貸しをされて法外な利息を請求されたり、利用するには初期費用が必要だと言ってまとまった金額を入金させて音信不通になるケースがあります。
闇金の脅しに屈して利息を払い続けてしまう企業経営者もいます。
【対処法】
- 弁護士に依頼して闇金の取り立てを止める
- 弁護士に依頼して業者を探し当て返金させる
まとめ
ファクタリングには国家資格や免許登録が必要でありません。それもあって悪質商法をおこなう業者も存在します。
ここで紹介した事例以外にも、契約後に「ペナルティ金」や「コンサル料」など、後出しで不明瞭な請求を行う例もあります。
利用する場合、業者の評判や口コミを調べたり、実際に事務所に行って所在を確認した上で利用することをおすすめします。
